入札・出品方法
中形六曲屏風。一隻の屏風に馬術伝書を十八片に裁断し貼る。一巻が全て添付されているかは不確かながら、馬術流派の草創期の事情に触れている。巻末とみられる左端上部の文書によって、慶長十九年(1614)五月九日に上田吉烝から八藤与十郎に与えられた伝書と知れる。上田吉烝は、大坪流馬術を細川左衛門佐(細川氏春)に学び、上田流を創流した上田但馬守重秀の孫。