入札・出品方法
薄鉄十二枚を剝ぎ合わせ筋を立て、阿古陀形に形成する。鉢金には火傷の痕跡をみる。四点鋲の痕と響孔がみられ、二本角本、腰巻板、笠印付鐶(法輪座金)を当初と観察する。金工五段の八幡座、左右の脇立、眉庇を後補とみる。これらの後補のなかでは波斯式(南蛮式)の眉庇が改造時期を含め注目される。