入札・出品方法
「金炉すでに香尽きぬが漏声残る」 玉安石(北宋) 本品を収める桐箱の蓋裏に貼札があり、「漏聲残」と墨書される。これは北宋の政治家・文学者の王安石(1021~1086)による漢詩「夜直」に由来すると思われる。「金爐香尽漏聲残」に始まるこの詩は春の夜の情緒を描出しており、蘇軾の「春夜」と並び称される。