入札・出品方法
「春日散米盆」と俗称するが散米衝重さんまいついがさねが正式称。 用途は「邪気を払うために散ずる米を神前に盛る具」。
掲出は春日社に伝存する応仁元年(1467)銘の散米衝重(重美・甲板26㎝四方)よりもさらに大きい。
衝重の上には木胎黒漆に三巴を蒔絵した「神宝鞆」を戴いた。鞆は弓を射るときに左手を護る韋袋。神宝鞆の古例には『集古十種』が記載する住吉神社蔵が知られる。