相阿弥 富士清見寺画幅

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出品オークション
品番
D-009
サイズ
86×41 表具98×141
商品カテゴリ
作者
相阿弥 Sōami
最低入札価格
185,000円~
その他
付識箱(杉) 紙本 唐木軸端

物語

雪をいただく富士を中心に据え、右に三保の松原、左に清見寺を配す。こうした構図は単なる名所図絵とは一線を画し、霊場としての宗教的な意味合いを本質とする。原本は室町初期まで遡るとされており、以降、富士山図の古典として多く描かれる。掲出には相阿弥の朱方印があり、写本としても古い室町期の作が想定される。

相阿弥(生年未詳~大永五・1525)は藝阿弥の子、能阿弥の孫。足利義政の同朋衆。名は眞相、別に松雪斎、鑑岳と號す。父に画を習い、周文、牧溪の画を慕った。また詩画や茶道にも造詣が深く、鑑識に精通していた。阿弥派の集大成というべき『君台観左右帳記』『御飾記』を完成させ、伝承作品は多いが実体は不明な点が少なくない。

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