入札・出品方法
ほどよい膨らみを前後にみせる練韋製の大振りの鉢で、六十四間の筋立は漆工による。八幡座は低い上質の金工六段。前正中に角本(素銅)を備え、左右に脇立(鉄)を立てる。向かって左は接合部を補修。眉庇と𩊱を当世形とし、板札五段の𩊱は、濃紺絲で素懸に威す。 この兜の魅力の一は、捩じりながら天を衝く、木胎に金箔を押した脇立であろう。