頭形兜付六曜紋二枚胴試し打ち赤具足

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出品オークション
品番
C-012
商品カテゴリ
最低入札価格
480,000円~
その他
兜  五枚矧の日根野頭形。角本を打たず後正中に笠印鐶を備える。●は当世形とし、鉄板札三枚を紺絲にて素掛に威す。紺絲素掛威は面具垂、草摺(煉韋)に及ぶ。両吹き返し欠失。 面具 半頬。内黒。 胴  鉄地赤漆塗横矧二枚胴。前後に黒漆で「離れ六つ星」紋を据える。六間四段の草摺の各間に星一を据え、「離れ六つ星」に呼応する。 籠手 七本篠籠手。籠手裏にあたる二本を分割して可動を良くする。籠手と臑当は家地を濃紺麻布に共通し、佩楯では裏に濃紺麻布を充てる。 佩楯 歌留多板佩楯。 臑当 四本篠臑当。濃茶羅紗の亀甲金包立挙を付す。各篠は巾を持たせ鎬を屹立し、筒形を思わせる。 付属 太鼓形具足櫃。

物語

佩楯の歌留多板(煉韋)の裾段以外は各部を赤漆で一色に塗り固める。試し打ちの痕は、兜の正面に向かって左、左側頭部。加え、天頂のほかに四所の刀傷をみる。実戦を重視した具足で、細部を観察すると、軽武装のいわゆる足軽具足ではなく、質実剛健の領を確信させる。

 

 

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