入札・出品方法
『円空学会だより(第198号)』所載 底部に接着痕をみるが、昭和三十年代の調査における地震倒壊対策によるものと側聞する。 円空(寛永九・1632~元禄八・1695)は僧。美濃国生にまれ、若くして出家し日本各地を行脚。 近江園城寺の行場である大峰山などで修行。仏像を造りながら全国を遊行。神社仏閣や困窮にあえぐ庶民の救済を念じてさまざまな像を残した。生涯十二万体の像を作ったとされ、岐阜県、愛知県を中心に円空仏とよばれる多くの作品が発見されている。