入札・出品方法
「春若作」の朱漆書による極め書を面裏に見る。「春若」は、世阿弥時代に活躍した「徳若」の甥で忠次という。15世紀末ころに活躍したとされる。小飛出は、大きく目をむき眼球が飛び出しているためにそう呼ばれている。菅公 (菅原道真)の霊が怒って口から火をふいた様とも、ザクロの実をカッと吐き出した姿ともいわれる。神霊物に用いられる。
参考:『能狂言面』金子良運.1975.至文堂