入札・出品方法
錆が鉄を朽ちさせ本来の姿を見ることはできないが、銘文を残す火袋が残存し、作期を「延慶二年(1309)」と知る。これまでに報告される有銘の鉄吊灯籠では、京都国立博物館所蔵(重文)の元応元年(1319)を最古例としてきたが、今回、大破しているものの、最古の年銘例を呈示することになった。なお、京博蔵も大破したものを大修理により復元したものである。