入札・出品方法
紺紙銀字華厳経断簡を正称とする。東大寺二月堂に伝蔵された奈良時代の紺紙銀字経唯一の遺品ながら、寛文七(1667)年の修二会の際に炎上し、火中から取り出されたが、焼け跡を顕著にすることになって、二月堂焼経の異名を冠されることになった。文字の銀字は、白い輝きを残して白金(プラチナ)経の俗称も持つ。