正誤表 104回オークション
104回オークション
【特集】公家文化 即位図・大嘗祭図
入札締切:平成31年1月24日(木)必着
下見会 平成31年1月16日(水)17日(木)
会場 京都市勧業館 みやこめっせ [MAP]
カタログ 公開中
<正誤表>
出品トリサゲ
D-137 川端龍子 万年青画幅 CN-099 太湖石
A-083 近衛信尹 消息幅 サイズ訂正「本紙38×27」 → 「本紙49×28」
C-047 脇差 付白鞘 キャップション追加 「保存刀剣鑑定書(日刀保)」
キャプション訂正
A-001 高御座図額
高御座のみを正面から描く。黒塗に彩画(唐獅子牡丹)を施す方形の台(浜床)と朱塗の欄干の上に褥(赤地有紋)を敷いて八角の高御座を奉安する。高御座の正面に束帯(黒袍)を整える人物を描くが、黒袍は天皇が被着するものではないため後代による蛇足と推知する。
A-002 即位式画幅
高御座と即位式に列席する殿上人と諸官を濃密な画調で正面から描く。紫宸殿の浜床(四方台)には彩画を描かず、褥(赤地唐草)の上に高御座を奉安する。
即位式に臨まれる天皇は礼服(赤色衣)を纏って平緒を垂らし笏を右手にする。天皇は左後方に侍す摂政に比べ、いかにも童形の幼君に描かれる。庭上の描出は簡素で承明門に代の題箋がみられるなど該当代の御所の景観をも側聞させる。
A-003 即位式画幅
斜め前方から俯瞰して即位式を描く。高御座の浜床(台)は八角(唐草彩絵)を呈し、欄干を黒に描く。画調は奈良絵風を呈す。即位式に臨む天皇は白の礼服を被着した童子に描かれる。即位図として際立つのは咲き誇る桜樹の描出だが、作画時期も考慮しここでは時季の描写ではなく後桜町天皇の暗喩の可能性を提示したい。